相続の手続きには、さまざまな準備が必要となります。
頻繁に周りで起きることではないので、相続手続きは初めてという方も多いのではないでしょうか。
今回は、不動産相続に必要な手順、準備する書類、かかる費用などをご紹介します。
書類集めの前にチェック!不動産相続のやることリスト
相続手続きは、手順を踏んで行えばスムーズに行うことができます。
まずは、やるべきことを時系列でまとめます。
① 遺言書を探す
遺言書があるかどうかによって、必要な書類や手続き、分配方法が変わってきます。
見落としのないようにチェックしましょう。
②死亡届を提出する
被相続人が亡くなられてから7日以内に死亡届を役所に提出する必要があります。
これは法律で決まっているため、遅れないように、必ず提出しましょう。
③被相続人本人の書類を優先的に集める
誰が亡くなったのかを書類上、特定する必要があります。
被相続人の戸籍謄本や死亡時の住所が分かる書類は、早めに取り寄せましょう。
④遺産分割協議書の作成および必要書類を揃える
遺産分割協議書は自分でも作成できますが、司法書士に代行依頼をした方がその後のトラブルを避けることができます。
不動産相続に必要な書類はどれくらいある?
不動産相続に必要な書類はどれくらいあるのでしょうか。
遺言の有無によっても、必要な書類が変わってきますのでよく確認して準備しましょう。
・被相続人の戸籍謄本……本籍地の役所で取得できます。
・住民票の除票……被相続人の死亡時の住所が分かる書類。最後の住所の役所で取得できます。
・登記簿謄本……法務局で取得できます。
・固定資産評価証明書……相続登記を行う際の登録免許税計算に使用され、毎年4月1日以降に最新情報が更新されます。
・相続人の住民票
・相続人全員の印鑑証明書……事前の印鑑登録が必要です。
<遺言がある場合>
・遺言書……公正証書遺言以外の遺言は、家庭裁判所で検認を受ける必要があります。
・遺言執行者の選任審判書謄本
〈遺言がない場合〉
・相続人を探すための戸籍謄本
・遺産分割協議書……遺産を法定相続分として分ける場合は必要ありません。
書類集めの次は!不動産相続手続きにかかる費用は?
不動産相続にかかる費用は、相続税とそのほか雑費の2種類があります。
相続税については、以前まで非課税対象者がほとんどでしたが、平成27年の法改正によって支払い義務のある対象者が増えていますので、きちんと確認しましょう。
そのほか、登録免許税や戸籍謄本を取得費用などの雑費がかかりますが、こちらは大きな費用負担にならないでしょう。
3,000万円の不動産の場合、15~20万円が目安です。
相続税については、相続する不動産によって大きく変わりますので、国税庁などの情報を確認しましょう。
まとめ
不動産相続の場合、個々人の事情に応じて、必要な書類が変わりますのでよく確認しましょう。
また、死亡日から日が経つにつれて、取り寄せが難しくなる書類もありますので、手続きは早めに済ませる必要があります。
司法書士などのプロの力を借りつつ、トラブルが無いように進めましょう。
有限会社昴不動産では、津山市を中心に不動産の販売・賃貸を行っております。
不動産に関することなら、弊社までお気軽にお問い合わせください。