中古住宅のメリットと言えば、購入費用を抑えてリフォームによって、自分好みの物件を手に入れられることです。
しかし予算のよっては全面リフォームが難しい場合もあります。
そこで重要になるのが、優先的にリフォームすべき箇所を見極めることです。
何十年と暮らしていくマイホームで後悔しないため、リフォーム工事のポイントを紹介します。
中古住宅のリフォーム 購入前のチェックポイント
住宅の快適さは基本性能に左右されると言っても過言ではありません。
購入前にチェックすべき項目は以下のようになります。
・耐震性
中古住宅では施工された時期により、建物に適用されている耐震基準が異なります。
1981年5月以前に立てられた物件は、旧建築基準法に基づいているため耐震性が低い場合があります。
木造建築の場合、2005年5月に耐震基準が大きく見直されているため、それより以前に建てられているなら注意が必要です。
現在の基準では不十分な可能性があるため、築13〜14年以上の住宅であれば入念に確認しておきましょう。
・断熱性
築年数の経った中古住宅は、建物の断熱性が十分でない可能性があります。
リフォームによって改修する場合は、壁だけでなく窓のサッシを見直すことで耐熱性を向上させることが可能です。
・ユニットバスやキッチンなどの水回り
入居後すぐに使う水回りは優先的にリフォームをする必要があるため、購入前の確認が不可欠です。
同タイプのユニットバスやキッチンに取り替えるなら、工事日数の目安は数日から一週間程度となっています。
しかし在来浴室からユニットバス、I型キッチンからアイランド型にするような大きな変更であれば、半月〜1ヶ月ほどかかることもあります。
水回りの設備は毎日使うため、1日使えないだけでも不便ですから、入居前にリフォームを終えましょう。
以上の項目は、前もって確認しておかないと、後々大掛かりな修繕が必要となることもあります。
なかでも耐震性や耐熱性は、通常のリフォームによる改修が難しい箇所なので、購入前にホームインスペクション(住宅診断)を行うようにしましょう。
中古住宅のリフォーム あとから工事でもOK
クロスの張り替えや、植栽などについては後回しでも問題ありません。
重要度の高いリフォーム工事の目処が立ってから手を加えても良いですし、DIYで住みながら進めるのもおすすめです。
施工業者へ依頼するものと異なり、自身のペースで進めることもできます。
細部の装飾にこだわりたい人にとっても、後悔の少ないやり方ですよ。
中古住宅のリフォームの失敗例
では、実際のリフォームではどのような失敗が起こっているのでしょうか。
・長期間空き家だった物件
住宅はメンテナンスを怠ると、住宅の性能が著しく低下してしまいます。
特に空き家期間が長かった中古住宅では、その期間のメンテナンスが適切に行われてこなかった物件もあります。
築浅の物件であっても、床下や屋根裏までリフォームが必要になったというケースは少なくありません。
なかには数百万円の修理費用が発生するケースもあるため、オーナーや不動産会社に、空き家の期間にはどのような手入れを行なっていたかを確認しましょう。
・リノベーション済み物件
表面的な部分は綺麗に見えるリノベーション済み物件ですが、内部の劣化が進んでいて予定外の修繕費がかかってしまったという事例が後を絶ちません。
購入前にはリノベーションの工事内容を確認しましょう。
まとめ
中古住宅は築年数や修繕履歴によって、その品質や性能は様々です。
築年数の建った物件でも、こまめに掃除がされ、きちんとメンテナンスが行なわれていればその後も快適に生活できます。
しかし、その逆に築浅の物件でもリフォーム・リノベーションに不向きな物件があることも覚えておきましょう。
長期間暮らせる物件か・どこを優先的に工事するべきかは、ホームインスペクションと過去の履歴によって把握することができますよ。
購入前にしっかりとチェックして、後悔しないようにしてくださいね。
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